瓦屋根通信(仲田屋根工業)

かわらぶき一級技能士在籍職人が発信する 瓦屋根通信

    2023年4月1日

    何故今【認知】に注力するのか

    本日は4月1日
    学生達にとっては新学期
    社会人にとっては新年度の始まりですね🙆‍♂️⭐️

    そんな日に華々しくスタートを切った仲間たちに
    見事に感化されて文字を書き始めました。笑

    動画や話し言葉で説明するのは大得意なんですが
    いざ文字に起こすと相手に伝える力って本当に難しいんですよね😬
    そんな苦手を克服する為にも文字にしてお伝えさせて頂きます🐥心の優しい方はお付き合いください🙇‍♂️

    本日のタイトルは
    『なぜ、今【認知】にフォーカスするのか』
    です🧐

    まず、ざっと現状の屋根業界について説明させていただきます。
    現在島田市には11社ほどの瓦屋根工事業社があり(実際はもう少しありますが電話帳に記載された会社のみとさせていただきました)
    各会社をぎゅっとまとめると平均年齢は60代後半くらいになります👴🏻
    また、会社といっても個人事業主(1人親方)としてやっている人達が多く、2社(弊社含む)以外は社員がいない現状です。
    で!
    この過酷な屋根工事の仕事を平均60後半の人達でやっていっているわけですが、
    若者が育たない!
    とにかく人手不足!後継者不足!業社不足なわけです。
    (ありがたい事に)現状でも、半年先〜一年先まで屋根工事の予約が入っている状況です。
    しっかり資格と責任を持って屋根を直せる人がいない、足りていないんです。

    10年後.令和15年になった時に果たして屋根を直せる業者が島田市にどれだけ残っているのでしょうか?

    そして10年後あなたの家の屋根を治してくれている【その業者】さんは本当に屋根屋さんなのでしょうか?

    今年に入ってからすでに14件。
    14件ですよ!?なんの数字かわかりますか?

     

    【悪質な訪問販売業社が来て『屋根が壊れて(瓦が浮いて)ますから見ておきますか?』】と言われたと相談があった件数です😅

    中には屋根に登って『割れていましたよ〜』と瓦を持って降りてきた業者もいます。(自分達で割っています)

    悲しいですが、昨年末から本日までにそんな問い合わせが爆増しております。

    自分のフォロワーさんにはそんな業者に絶対に引っかかって欲しくないので悪徳業社の声の掛け方シリーズを記載しておきます☟

    『近隣で工事をやっていてあなたの家の屋根が浮いていたので声を掛けさせてもらいました』

    『近所の⚪︎⚪︎さんちで今工事やってまして、今ご依頼いただければ足場代がかかりませんよ〜』

    『このままだと次の雨で雨漏りしますから大至急工事が必要です。今なら現場が近くなのでそのまま着工出来ますけどどうしますか?』

    などです。その時その場で契約を促そうとしたり
    緊急性があると錯覚させて契約しようとしてきます。

    車は大体県外ナンバーで(驚く事に静岡ナンバーもいます)トラックじゃないケースが多いです。
    プリウスにハシゴや、アクアにハシゴが多いイメージです。

    大前提として
    信頼と実績、技術のある会社は自分達から個人のお客様へ売りには行きません。
    むしろ屋根職人がこんなにも足りない業界で
    営業に割いている時間は皆無です😅

    【呼んでないのにくる人を信用しない】
    屋根には絶対に登らせない!のを覚えておいてください🙇‍♂️⭐️
    各地域に腕の立つ屋根屋さんは必ずいるので
    地元の信頼できる(実績のある)業者さんに頼んでください!

    ここまで説明してやっと

    『なぜ、今【認知】にフォーカスするのか』
    について話せます🐥⭐️

    理由は単純です。

    そんな悪徳業者に負けた事があるからです。

     

    2021年5月1日午前1時
    私は土砂降りの中
    牧之原市の布引原という地区にいました。

    その日、その時間、
    巨大な竜巻が牧之原市を襲いました。
    弊社事務所から車で10分ほどの所です。

    布引原地区を中心に150棟もの被害がありました。
    そのほとんどが屋根の被害でした。

    あまりに被害が大きく、何から手をつけていいのか分からずその日はその地域の方達とそのまま家に帰った事を覚えています。

    家に帰ってからも眠れず、
    何をすれば力になれるんだろうとずっと考えましたが
    自分に出来る事と言えば屋根の工事しかない。と思いその日の朝8時に再び布引原へ。

    早速めくれてしまった屋根を一棟一棟復旧していきました。もちろん全て無償です。
    自分の記事やSNSを見た第一テレビさんやフジテレビさんから連絡をいただき、密着取材を放送していただいたおかげで地域の困っている方から大変多くのご連絡をいただきました。

    しかし作業をしていると目を疑うような光景があちらこちらで行われていました。

     

    県外ナンバー(静岡ナンバーも含む)業社が至る所で屋根に登っていました。

    そこまでは全く問題なく、むしろ被災時に県外から救急で応援に来てくれたのかと思いましたが
    作業内容を見ていたらおかしな点がかなりありました。

    そもそも被災しているので大至急ズレた瓦や
    割れてしまった瓦を差し替えたりするはずなのですが、どの業者さんも次々に瓦をめくって家の下に落としていました。

    一件ではなく、何件もその被害が確認できました。

    後ほどそのお宅に話を聞きに行くと
    『こうすれば保険がおりやすいので』と伝えられたそうです。
    屋根もめくった状態で放置。

    信じられない状態で次の家へ次の家へ。

    我慢できなかった自分はその屋根屋さん?が行ったお宅に行くと、
    私の事を見た途端に『もう私どもが契約していますのでお引き取り下さい』と言われました。

    情けない。

    とても情けかったです。その業者も、その業者に負けた自分も。

    彼らは話すプロです。言葉巧みに『悪徳業者がここら辺を回っているようなので気をつけてくださいね!私達は違います!ほら、噂をすれば来ましたよ!』とお客さんに誤った情報を擦り込んで行きます。

    悪徳なやり口で言い負かすプロを前に言葉が出てきませんでした。そもそも、最初から負けていました。

    自然災害が発生した時は、みんながみんな我先にと
    藁にもすがる思いで業者さんをいち早く探します。
    そんな冷静な、判断ができないタイミングを狙って悪徳業者は早急な契約をせまるのです。

    腹が立ちました。
    悔しかったです。

    ですがそれと同時に、
    【お客様に悪徳を選ばせてしまった自分達の実力】にも落胆しました。

    もっと自分達に実績があれば
    もっと地域に認知されていれば

    そうすれば詐欺まがいの悪徳業者に騙される人を減らせるのではないか?

    と考えました。

     

    そこから『認知』に対する意識を一変して
    地域の人達に知っていただく事に注力しました。

    バス広告・24時間テレビ協賛・地域イベントの協賛・地域中学校音楽発表会協賛・電柱広告・野建て看板・テレビCM

    思いつく限りの事をしました。

    その効果が果たしてあったかどうかはわかりません。

    ですが、自分達の住む街でもし自然災害が発生した時に一つの選択肢として頭の片隅に思い浮かべてもらえたらそれで充分です。

    【地域の雨漏りレスキュー隊】

    生まれ育ったこの町、この県の屋根を正規の工法で
    守り抜ける会社に少しでも近づけるよう、
    これからも精進して参ります。

    いつか【認知と人気】をイコールに出来るように。

    以上、『何故今、認知に力を入れるのか』でした🙇‍♂️
    最後までご覧いただき誠に有難うございました。

     

     

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